FPシミュレーション 退職金の受け取り方を比べる
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退職金

退職金の受け取り方を比べる

一括・年金・併用で、税金・社会保険料まで含めた生涯の手取りを比べます。

制度基準:令和8年分(2026年)の税制・社会保険料率|最終確認日 2026年10月7日

1退職金の受け取り条件

歳
一時金はこの年齢で受け取る前提です。年金の受取開始年齢と、退職後の収入の最初の年齢帯もこの年齢から始まります。
年
退職所得控除(勤続年数に応じて退職金から差し引ける非課税枠。勤続20年まで年40万円、超で年70万円)の計算に使います。

一時金でもらう場合

退職金を一括で受け取る金額。退職所得として分離課税(他の所得と合算せず単独で課税)され、退職所得控除の対象です。
万円

年金でもらう場合

退職金を分割で受け取る場合の条件。年額×受取年数の総額は、運用分が上乗せされるため通常は一時金より多くなります。
万円/年
歳
退職時の年齢より前にはできません
歳
年金総額(概算): —

併用の場合(一時金と年金の内訳)

退職金の一部を一時金、残りを年金で受け取る場合の、それぞれの金額。会社の制度提示(例: 一時金1,000万円+年金130万円×10年)をそのまま入れてください。年金部分の受取開始年齢は上の「年金でもらう場合」と同じで、受取年数はここで指定します。
万円
万円/年
年
併用: —

2退職後の収入(年齢帯ごと)

年金受取の税・社会保険料は、他の収入と合算して決まります。退職〜65歳は給与、65歳〜は公的年金、など年齢帯ごとの収入(年額)を入れると、より正確に比べられます。最初の帯は退職時の年齢から始まります。

人
年金受取時の国民健康保険料(均等割=加入者1人あたりにかかる定額部分)の計算に使います。

3結果:一括・併用・年金、どれが手取りが多いか

結論(給与・公的年金込みの生涯手取りで比較) — —

生涯の手取り総額(給与・公的年金込み)

全額 一括 — 給与・公的年金込みの生涯手取り
併用 — 給与・公的年金込みの生涯手取り
全額 年金 — 給与・公的年金込みの生涯手取り

退職金だけで見た手取り(他の収入を考えず、受取総額から税・社会保険料を引いた額)

概算です。正式な金額は税理士・社労士等にご確認ください。

受取額・税金・社会保険料の内訳は、下の「詳細」を開くと確認できます。

詳細: 受取額・税金・社会保険料の内訳(一括 / 併用 / 年金)

A. 退職金だけで見た場合(他の収入を考えない)

項目全額 一括併用全額 年金

B. 給与・公的年金なども含めた「生涯全体」

項目全額 一括併用全額 年金
—
検算: 年金受取シナリオの年齢帯ごとの内訳を見る
年齢帯収入(内訳)税・社保手取り/年
各年齢帯の1年あたりの金額(帯の開始年齢で計算)です。年金受取分を給与・公的年金等と合算して税・社会保険料を計算しています。一括受取の場合はこの退職年金分がなくなります。

4使っている概算モデル・前提

退職所得(一時金)

退職所得控除 = 勤続20年まで年40万円、20年超は800万円+70万円×(勤続−20年)。退職所得 =(一時金−退職所得控除)×1/2。所得税は分離課税(他の所得と合算しない)で7段階の累進税率、住民税10%。社会保険料の算定基礎には入りません。勤続5年以下の短期退職手当等の特例は反映していません。

年金(退職金を分割で受取)

企業年金・確定給付/確定拠出の年金は「公的年金等」に含まれ、公的年金等控除(年金収入から差し引ける控除)の対象です。他の公的年金や給与と合算して累進課税され、国民健康保険料・介護保険料の算定基礎にも入ります。65歳以上は公的年金等控除が手厚くなり、75歳以上は後期高齢者医療制度に変わります。

税率・控除

所得税は令和8年分の7段階(5%〜45%)に復興特別所得税2.1%を上乗せ(×1.021)。住民税は所得割10%+均等割5,000円(均等割4,000円+森林環境税1,000円)。基礎控除・給与所得控除・公的年金等控除は令和8年分の水準です。

社会保険料

国民健康保険料(および後期高齢者医療保険料)は全国的な概算料率を使用しています。自治体により実際は大きく異なります。退職後の加入先(国保/家族の扶養/任意継続)は国保加入を前提に簡略化しています。

5知っておきたい注意点

一時金は税制上とても優遇されています。退職所得控除+1/2課税+分離課税+社会保険料の対象外、と4重の優遇があります。一方、年金受取は運用で総額が増える利点がありますが、税・社会保険料が毎年かかります。この「優遇 vs 運用益」のトレードオフが受け取り方選びの核心です。
iDeCo・企業型DCを別に受け取る場合は、退職所得控除の「枠の取り合い」に注意が必要です。退職金と近い年に一時金で受け取ると、退職所得控除が使い回せず税負担が大きくなる場合があります(2022年・2025年の改正で厳格化)。本ツールは現時点ではこの重複ルールを反映していません。
年金受取は運用益で総額が増えるのが一般的です。本ツールでは「年金の年額×受取年数」で入力した総額をそのまま使います。会社の制度案内に記載の金額を入れてください。
社会保険料・税額は概算です。実際は自治体・扶養状況・各種控除により異なります。正確な金額は専門家にご確認ください。